夏バテ防止の代名詞となっているうなぎ。
美味しいですよね。
土用の丑の日にかこつけてうなぎが食べられるのはひそかな楽しみになっています。
でも私自身うなぎで夏バテ解消できたと実感したことは一度もないんです。
本当に夏バテにそんなに効果が期待できるのか?
気になって調べてみました。
うなぎが熱中症や夏バテに効果があるのか?
鰻の効果の有無を知るためには、まず熱中症や夏バテの原因をしらないと話になりませんよね。
そこで、うなぎの前にサクッと予備知識を。
熱中症の原因
夏場は気温が高いので汗を沢山かきます。するとその汗と一緒に塩分も体外に沢山排出sれることになります。
この水分と塩分の両方が失われて脱水症状になり、熱中症、熱射病という具合に症状がかわっていきます。
一言でいうと、水分と塩分がたりなくなっちゃったって事ですね。
熱中症にうなぎが効果あると思いますか?
私は無いと思います。
塩分はうなぎじゃなくてもとれますし、水もですね。
恐らく、熱中症と夏バテを混同してしまっている人が多いのが原因かと思います。
【結論】うなぎは熱中症には効果がない
夏バテの原因
夏バテの原因はスタミナ不足と言われます。
でもなぜスタミナ不足になるのでしょうか?
それは、暑くて食欲がわかないから。
さらに、熱いからといって冷たいものを沢山飲むことで、からだが冷えたり内蔵がよわったりしやすいのです。
結果的に、さらに食欲がなくなってしまい、食べないからスタミナ不足になるというわけです。
ですので、夏バテ解消法とは、きちんとバランスの良い食事をとって栄養素をからだに摂り入れるということになります。
うなぎが夏バテ予防、防止に効果あると言われる理由
夏バテにうなぎが効果ありと言われる理由は、うなぎに含まれる栄養素のためです。
ビタミンC意外は、豊富な栄養があるので万能食品と言われることもあります。
代表的な栄養素は
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンE
他にDHA EPA カルシウム ビタミンD 亜鉛 コラーゲンなども含まれています。
このなかで、最も活力に密接な関係をもっている栄養素はビタミンB1です。
ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変換してくれる働きがあるので、お米やうどん、パンといった炭水化物を多く摂る日本人にとってはとっても重要なビタミンです。
さらに、筋肉痛の原因ともなる乳酸が体内に蓄積されるのを予防してくれるという働きがあります。
つまり疲れ成分の乳酸にはたらきかけてくれるために、つかれがとれる、元気になったと感じることができるわけですね。
うなぎで夏バテ改善できる栄養B1はどの位含まれている?
ビタミンB1の多い食品ランキングで、うなぎがどれくらい優秀なのかを調べてみした。うなぎは夏バテ防止の代名詞ですから、さぞかし優秀だろうとおもったんですが、そちらのランキングによると・・・・・
1位 豚ヒレ
2位 豚モモ
3位 ボンレスハム
4位 大豆
5位 昆布
6位 きなこ
7位 うなぎ ←ここ
(´ε`;)ウーン…ちょっと期待はずれでした。
普段食べている豚肉のほうが、元気成分のビタミンB1は沢山含まれているんですね。
ビタミンB1で思い出したのが、アリナミンなどの薬局にうっている栄養錠剤です。
ちょうど手元に常備している商品があったので、パッケージを見てみると
1日3錠に含まれるB1は約109mgと書かれていました。
対して、1位の豚ヒレ100g中のビタミンB1含有量は0.98mg
おなじく、7位のうなぎの含有量は0.75mg。
ということで、こと夏バテ対策という点ではうなぎは必ずしも効果的とは言えないかもしれない。という結果に。
ですが、うなぎはビタミンB1意外の栄養素がかなり含まれているバランス栄養食であることはたしか。
本気の夏バテ対策としてはちょっと頼りないですが
せっかくなので、美味しく頂きたいと思います。
あ、因みにうなぎの旬は実は夏じゃなくって、脂ののった秋なんです!
覚えておくと美味しいうなぎに出会えるとおもいますよ。