幼児の習いごとの上位にランキングするピアノ。
習いたい、習わせたいと思ってもどこがいいのでしょうか?
ピアノ教室へ通うのはいつごろから始めたらいいのか、近所にもあるし大手もあるけれど…?
楽しんで弾いて欲しいとおもうけど、成長過程の発表会やコンクールは楽しみにしたい。幼稚園の先生や小学校の先生になるには必須かもしれない。
子どもにあったピアノ教室はどうやって選んでいいのか考えてみましょう。
もくじ
幼児のピアノ教室の選び方
ピアノ教室は幼児からはじめなきゃ!
そんなイメージがありますね。
ほとんどのピアノ教室は、3歳くらいから受け付けていて
4歳・5歳・6歳(小学生入学前)あたりから始める人は多いです。
理由をピアノの先生に聞いてみると…
「幼児からの方がリズム感や音感がつくのでいいんですよ」とおっしゃいます。
絶対音感が身につくのは6歳半までとも言われますので、
お子さんの将来の選択肢を増やしてあげるためにも、
できればなるべく早いうちから始めて音楽と触れ合わせてあげるのがおすすめです。
ピアノ教室の選び方ですが、
目的がピアノを楽しんで弾くことだったり、幼稚園や小学校の教師になることであれば、「少しでも長く続けられるところを選ぶ」というのが一番のポイントとなります。
そのためには、お子さんの性格に合った形態のピアノ教室を選ぶ事が大切です。
さてその形態ですが大きくわけて2つ。
ピアノ教室には、グループレッスンと個人レッスンがあります。
まず、それぞれの特徴を知っておきましょう。
グループレッスンの特徴
みんなと一緒に進んでいくグループレッスンは大手のピアノ教室で開催しています。
お友だちと一緒なので楽しくできるのが特徴ですね。
一人がレッスンを受けている間、ほかの人は電子ピアノなどで練習をしていることもあります。
みんなで合奏するのはとても楽しそう!グループならではの楽しみ方ですね。
個人レッスンの特徴
一対一の個人レッスンの形態は大手でももちろんありますし、個人の先生では一対一が基本スタイルとなります。
利点はやはり先生がひとつひとつていねいに教えてくれるところです。
ピアノの最初から楽譜の読み方なども加えてその子のペースでじっくりとすすめて貰えるのはグループレッスンにはない魅力です。
どちらのほうがお子さんに合ってるかイメージできましたか?
お友達を作るのが得意で、大勢の中でも積極的になれるようなお子さんなら、グループレッスンで存分に楽しめると思いますし、
おとなしいタイプでしたら、マンツーマンで丁寧に教えてもらえる個人レッスンのほうが合っているかもしれませんね。
ピアノ発表会も重要なポイントです!
ピアノ教室を長くつづける為にも、発表会の有無は実は結構重要です。
目的をもって練習し上手になり、晴れの舞台で認めてもらえる。
これは子供にとって重要な成功体験にもなり、やる気を起こします。
それに、小さな子供がドレスを着て舞台に立つ姿は感動ですよ。
晴れの舞台で我が子の成長を目の当たりにするのは想像以上にうれしいものです。
大手のピアノ教室の発表会は、やはり大きな会場で開くことが多いです。
個人のピアノ教室では、その規模などによっていろいろですが、「発表会がない」教室もあります。
毎年発表会を楽しみにしていたのにないなんて!
ということにならないように入る前に必ずリサーチしておきましょう。
幼児のピアノ教室といえばヤマハ
大手ピアノ教室の代名詞はテレビでもおなじみのヤマハですね。
大手のピアノ教室の代表として、CMだけではわからない
具体的なレッスンのススメ方を見てみましょう
ヤマハピアノ教室のレッスン内容
ヤマハの幼児クラスは10名程度のグループレッスンです。
ピアノを弾くだけではなく、歌ったりリズムをとったりと幼児らしい活発な練習もとりいれています。
「遊び感覚の中で音楽と親しむ」とうたっているとおり、ピアノをひたすら弾くというよりは楽しむことがメインです。歌ったり飛んだりはねたりですね。
音楽のリズム感や音程を養うのは幼児期ですから、無理なくはじめられる3歳からの「おんがくなかよしコース」という親と一緒に参加するコースがあります。
まだまだ3歳ですから、保護者と一緒という点は安心ですね。
4、5歳からは「幼児コース」
言葉のように音を聴く音育をすすめます。
基本的な方法は、リズムや音の強弱や高低を体で覚えていくという方法です。
なかなかピアノを弾かないという声もありますが、ピアノは鍵盤が重く、
幼児にはなかなか難しい楽器なのです。
筋力の発達とともに徐々に弾けるようになりますので、最初は音育に重点をおいた方がその後の上達は逆に早くなるという考え方ですね。
やはり保護者と一緒ですから、毎回どういうレッスンだったかがわかります。
おうちでの練習も何をすればよいのかわかりやすいですね。
ヤマハの場合、グループレッスンのため、開講月が決まっています。
毎年、5月と11月が開始の月となります。
料金は6000円/月で年間で40回。
入会時に教材費が7000円~8000円がかかるそうですが、入会金・施設費が各教室によっても違うので、問い合わせる必要があります。
ちょっと業界の裏話をお教えすると、大手はこの「年40回」がポイントです。
年間では同じ曜日のレッスンとしたら通常は50回ほどできることになります。
年40回ということは、月に3回くらいということになりますので、よく考えるとレッスン回数が少ないケースが多いというわけです。
また、発表会やコンク―ルのための料金は別途です。
成長していくとグレードという独自の『級』制度があります。
全国各地にあるので、引っ越しをしても続けやすいメリットもありますね。
ピアノ教室の月謝の相場。幼児の場合は?
大手のグループレッスン場合を月謝の額も含めて見てみましたが
個人レッスンでは、おおよその相場はどうなのでしょうか。
個人レッスンの幼児は、大手ではカワイがあります。
そのほかには個人のピアノ教室があります。
個人のピアノ教室を開くには特別に免許もないので、内容は実に様々です。
音大の教授が教えているところや、大手の先生が独立して個人で教えているところ、最初から個人経営で教えているところもあります。
どの教室でも幼児の個人レッスンの場合、基本は『30分で1レッスン』です。
その30分で考えると、2000円から3000円がおおよそ都市部の相場のようです。
地方ではいくらか下がるかといえばそうでもないようで、あまり変わりません。
月謝で考えると、月額5000円~8000円で上限は10000円ほど。
この月謝が年に何回レッスンなのかは教室によって違うので、問い合わせル必要があります。
お休みしたときの振り替えが可能かどうかもその教室によって違いますので、これも一緒に確認しておいたほうがよいでしょう。
又、個人の場合は、時間がある程度相談できるケースが多いのは大きなメリットです。
他の習い事や行事などがあった場合、調整することができるので、
柔軟に対応して下さる先生だと、大変たすかります。
その他の費用としては教室によっては冷暖房費がかかることがあります。
教材費は実費のことが多いですが、ピアノの教本は一冊1000円前後のものを2、3冊購入することになります。
教本が終わると次のものを購入することになります。
自宅の復習用に保護者が一緒にいたほうがいい、という先生もいますし、
お子さん一人でお願いしますという先生もいます。
それもその教室の考え方のようです。
普段のレッスンの見学を希望すれば快く応じてくれる先生もいますので
できれば体験レッスンだけでも同席させてもらえると安心できます。
発表会費用は10000円前後が多いようですね。
この中には、会場費(ピアノレンタル代や調律含む・リハーサルをする教室もある)、プログラム印刷代、記念品代、お花代などが含まれます。
それ以外に、自分でドレスや靴を用意する必要がありますが、これは実際には選ぶのが結構楽しみだったりもします。
親戚の結婚式に出席する時よりも目立つドレスでOKな機会なんて殆どありませんからね(笑)
まとめ
幼児のピアノをどこで習わせようか、イメージできましたでしょうか?
グループレッスンで楽しく習うのもいいですし、個人でじっくり習うのもいいですね。
各教室では無料体験などを実施しているので、利用してみるといいでしょう。
素敵なピアノ教室と出会ってくださいね!