青森の十和田湖へと続く奥入瀬とは自然豊かな遊歩道を散策できる場所です。
その見どころや、徒歩での時間、またその歩くときの服装などをまとめました。
青森の十和田湖へつながる奥入瀬の魅力
その澄んだ十和田湖と、そこへつながる清流や数々の滝を見ることができるのが奥入瀬です。
新緑の季節もさることながら、緑が苔が深くなっても美しいですし、紅葉はなおさらにすばらしいのです。
奥入瀬には遊歩道があり、散策を楽しみながら十和田湖へ奥入瀬渓流をの道を楽しめます。
道は基本的に平坦で歩きやすいですが、ところどころに階段や狭い道もあるので歩きやすい服装がおすすめ。
何度か足を運びましたが、いつ行っても空気や木々がきれいで別世界のようです!
「飛金の流れ」「白銀の流れ」「阿修羅の流れ」などの流れもその名がなるほどと思われます。
繊細な流れあり、ダイナミックな流れありです。
滝も「雲井の滝」「白絹の滝」「玉すだれの滝」(本当に水の玉が転がるような滝なんですよ!)「銚子大滝」などがあります。
よく考えられた風流な名前ですね!
滝の看板はあるものの、緑の木々のその向こうにみられる場合があるのでじっくり探しながらの散策です。
十和田湖は珍しい火山活動によってできた二重カルデラ湖でその深さは327mもあります。
噴火口に水が溜まってできた湖で、流れ込む川は奥入瀬だけなのだとか。
もと火山だけあって、地熱が高く、冬でも凍らないのですって!
(最近はなぜか凍るらしいんですけどね…)
十和田湖へ到着すると、名物ヒメマス料理の店が目につきます。
そういえば、親戚には毎年必ずヒメマス漁に行くという人がいますね。
ヒメマス、おいしいのですよ~シンプルに焼いただけのヒメマスが!
秋田県と青森県の県境にあるということで、どちらの郷土料理も楽しめます。
焼ききりたんぽは、屋台で気軽に食べられるのでおすすめです。
奥入瀬を徒歩で散策する時間はどのくらいかかる?
私が初めて歩いたのは、小学校の高学年で遊歩道の石ケ戸から子ノ口までのおよそ8.9㎞です。
「9㎞も歩くの!」と思ったものの、その渓流をみたり滝を見たりしているうちに子ノ口に到着しました。
このコースが散策としてメジャーなコースで、時間はおよそ2時間40分くらいといわれます。
途中で滝に見とれたり、流れが緩やかなところは子どもなら川に足を入れて遊ぶのもいいですよね。
小学校低学年の長男と幼稚園児の次男と歩いたときは、さらにもうちょっと短縮しました。
雲井の流れと呼ばれるところから十和田湖到着直前の銚子大滝までの「滝メインのコース」です。
大人だとおよそ50分くらいですが、ちいさい子供がいると2時間くらいはかかりますね。
おやつと飲み物をしっかり持って行き、休める場所で休みながらゆっくり楽しみながらすすみます。
なんといっても、川をみれば足をいれてみたい兄弟なんです…。
少し流れが緩やかになるたびに「さわってもいい?はいってもいい?」と聞いてきます。
彼らは歩いて疲れても、冷たい流れに足を付けると疲れが飛んでしまうようです。
石ケ戸から銚子大滝まで途中に駐車場があまりないので、雲井の滝で私と息子たちを夫に車から降ろしてもらいました。
夫は自転車で十和田湖から雲井の滝方面にきて合流するプランです。
奥入瀬渓流ではサイクリングもおすすめで、レンタルもできるんですよ。
でも、合流するには、車道と遊歩道は平行しているようで平行していません!
遊歩道は車道よりもちょっと奥まった場所を歩くので、車の道路が見えないところもありました。
ちょくちょく電話で連絡を取りながらなんとか合流できましたよ。
この遊歩道は、焼山から子ノ口まで行くのがフルコースなんですよ!
その距離は14㎞で散策すると4時間ほどかかる計算になります。
4時間かぁ…いつかお弁当をもってゆっくり歩いてみたいですね!
奥入瀬を歩く服装はどういうのがいい?
奥入瀬を散策していると夏でも「登山!」という服装の人を多く見かけました。
私たち家族は、後半のみの徒歩なので比較的軽装でした。
足場は悪くはありませんが、湿度が高い場所ですので特に雨の後はぬかるみます。
たくさんの植物が手足にかかりますから、夏でも長袖・長ズボンが必要です。
それでも夏は歩いているうちに暑くなりますから、ある程度調整できる服装がベストですね。
平坦な道がイメージだった私ですが、実際久しぶりに行ってみると意外に高低差がありました。
長々と続く階段もありますし、木の根が飛び出している場所もあります。
しっかりと歩ける靴は大人も子供も必要ですね。
それから、遊歩道のメジャーコースのスタートである石ケ戸から十和田湖までのコースには売店も自動販売機もないんです。
歩くと意外にのどが渇くので、水分を取るためしっかりと飲み物を用意してくださいね。
また、汗をかいた場合や、川で遊んだ場合に備えてタオルはあったほうがいいですね!
木がかなり茂っているので日差しはそれほど気にしなくてもよいです。
まとめ
奥入瀬の散策では、どこもとても素晴らしい景色なので、
コースを決める時には無理のない距離を歩くルートがおすすめです。
短めでも十分に満足できるとおもいますよ。
服装をある程度整えて、奥入瀬の流れと滝をぜひ堪能してくださいね!